「タカラヅカ外国語シリーズ」フランス語、第8弾の人物編です。
第6弾から思ったよりも長く箸休めの記事が続いてしまっているのですが、こちらの記事で一区切りです。
今回はおそらく使用頻度が高いであろう、人物を表すフランス語を書いていこうと思います!

人物を表すフランス語
homme オム 男性
[ɔm]
「男性」を指すことばです。(英語でいう man)
定冠詞の《le》(ル)(英語でいう the )がくっついて《l’homme》(ロム)と言ったりもします。
なお、このようにフランス語では《h》を発音しません。
femme ファム 女性
[fam]
「女性」を表すことばです。(英語でいう woman)
定冠詞の《la》(ラ)(英語でいう the )が前について《la femme》(ラ・ファム)と言ったりもします。
garçon ギャルソン 少年、ウェイター
[gaʁsɔ̃]
基本的には「少年」を指します。
ほかに、昔のカフェやレストランでは「ウェイター」の意味で店員に呼び掛けるときに使われていました。
しかし、現代では「ウェイター」の意味で使うと横柄に聞こえてしまいます。
(日本語に置き換えると「おい、そこの若造」「おい、あんた」というニュアンスです)
そのため、今では《Monsieur !》(ムッシュー)や 《S’il vous plaît !》(シル・ヴ・プレ)「お願いします」と呼びかけるのが一般的になりました。
fille フィーユ 少女
[fij]
「少女」または「娘」を指すことばです。
文脈によって使い分けます。
ちなみに、「息子」は《fils》(フィス)です。
上述した《garçon》(ギャルソン)にも「息子」という意味がないわけではないのですが、親が子に親しみを込めて「坊や」と呼ぶようなニュアンスになります。
mon ami モナミ 私の友達
《ami》(アミ)は「友達」を意味することばです。
男性形と女性形で下記のように綴りが異なります。
mon ami モナミ(男性形)
[mɔ̃n‿ami]
ちなみに:複数形は
mes amis メザミ(男性・複数形)
[mez‿ami]
mon amie モナミ(女性形)
[mɔ̃n‿ami] ※発音は男性形と同じ
ちなみに:複数形は
mes amies メザミ(女性・複数形)
[mez‿ami] ※発音は男性の複数形と同じ
Roméo ロミオ
[ʁɔmeo]
男性の名前です。
『ロミオとジュリエット』のロミオですが、フランス語の発音に寄せるなら「ロメオ」の方が近いです。
あとがき
今回は人物に関するフランス語を取り上げてみましたが、いかがでしたでしょうか。
個人的には、店員さんに対する《garçon》(ギャルソン)という呼びかけが昔は当たり前だったけれど現代では横柄だと受け取られる、というところに日本と同じような時代の移り変わりを感じて面白いなと思いました。
どれもよく出てくるフランス語かと思うので、この機会にぜひチェックしてみてください!

参考文献:
Larousse. Larousse.fr. Accessed August 18, 2025. https://www.larousse.fr/dictionnaires/francais/.
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