「タカラヅカ外国語シリーズ」フランス語、第9弾の歌詞編です。
今回は、ショーの歌で出てきたフランス語(セマニフィーク、マジ、マジーク)を書いていこうと思います。
そのほか公演作品のタイトルや歌詞で出てきたフランス語も別途書いていく予定ですが、記事にするとあまりにも長くなってしまうため、今後は公演作品ごとのフランス語の記事(例:ロミジュリ、1789、などなど)を余裕のあるときにupするやり方でいきたいと思います!

歌詞に出てくるフランス語
C’est magnifique セ・マニフィーク 素晴らしい
[sɛ maɲifik]
《C’est》(セ)は英語でいう《It’s》です。
《magnifique》(マニフィーク)は「素晴らしい」とか「壮大で美しい」を意味します。
まさしく「セ・マニフィーク」というタイトルの歌がありますね。
2018年 星組『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』より「セ・マニフィーク」
※「セ・マニフィーク」という単語が出てくるシーンは流れないのですが、ジェンヌが歌っているのはめでたいので載せます
(繰り返し再生する場合は 5:03~)
2022年 花組『Fashionable Empire』より「C’est Magnifique」
※動画によって音量に差があるのでご注意ください
(声が大きいって才能だ…)
※「セ・マニフィーク」という単語が出てくるシーンは流れないのですが、ジェンヌが歌っているのはめでたいので載せます
(繰り返し再生する場合は 4:10~)
magie マジ 魔法
[maʒi]
ショーの歌詞で使われたりしていますね。
キャッチーで聴いていて楽しいです!
2022年~2023年 星組『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』より「CRYSTAL FANTASY」
マジ! マジ! マジック!
この世界は Magic
It’s Magic
(繰り返し再生する場合は 0:23~)
2017年~2018年 花組『Santé!!』より「Sante!!」
Magie Magie まるで魔法の水
酔いしれよう一緒に
(繰り返し再生する場合は 5:54~)
magique マジーク 魔法の、神秘的な
[maʒik]
前述した《magie》(マジ)が名詞としての「魔法」なのに対して、
こちらの《magique》(マジーク)は形容詞で「魔法の」とか「(魔法のように)神秘的な」という意味です。
ちなみに:単語の末尾が《~que》で終わるものはフランス語(もしくはフランス語に近しい言語)かも?
《magnifique》(マニフィーク)「素晴らしい」も、《magique》(マジーク)「魔法の」も、単語が《~que》で終わっていますね。
《~que》で終わる単語はフランス語であることが多いです。
フランス語以外で、
語彙の6割がフランス語からきている英語や、
フランス語と同じくラテン語を起源とする言語にも、
《~que》で終わる単語があることにはあるのですが…
これらはフランス語に近しい言語だといえますね。
あとがき
この記事を書きながら、日本の劇団の公演でなぜこんなにもフランス語の公演タイトルや歌詞が用いられているのだろうかと考えた結果、
フランス語の響きが美しくて宝塚の世界観にマッチするからなのかな~という結論に至りました。
あと、英語を使うよりもちょっとひねった感じがしておしゃれとか…?
ということで(?)フランス語のまとめは一段落し、今後は公演作品ごとのフランス語の記事を余裕のあるときにupする方向でいきます。
(ここまでがめちゃくちゃ長かった…頑張った……!)
次回からはスペイン語、イタリア語などほかの言語の記事も書いていくので、よければ読んでみてください~

参考文献:
Larousse. Larousse.fr. Accessed August 18, 2025. https://www.larousse.fr/dictionnaires/francais/.
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